超合金魂 GX-78 龍皇凱薩

  



可動、変形、合体の3つの要素を意識した最高級のドラゴンシーザー。
作中の美麗なプロポーションはもちろん、超合金魂オリジナルのドラゴンアントラー変形ギミックも内蔵! 



超合金魂シリーズにドラゴンシーザーが加わる!! ドラゴンシーザーとは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場した守護獣であり、ジュウレンジャー6人目の戦士ドラゴンレンジャーことブライと共に戦う。ドラゴンシーザーは獣奏剣によって導かれ、巨大化したドーラモンスターに立ち向かうのである。
ドラゴンシーザーは状況に応じて、守護獣ジュウマンモス、守護獣トリケラトプス、守護獣サーベルタイガーと合体する。4体の守護獣が合体した剛龍神は、巨大なドラゴンアントラーから繰り出す「超爆裂龍神突き」で多くの敵を葬った。さらに強大な敵が現れた時には、大獣神と合体して獣帝大獣神となる。 
では、超合金魂 ドラゴンシーザーの仕様を紹介していこう。 





超合金魂 ドラゴンシーザーは、映像のスーツのイメージを全体に取り入れつつ、各部にアクションのための可動機構を内蔵する。肩の付け根は横に展開でき、ヒジも曲がる。足の付根、ヒザ、足首も動かせるようになっている。さらに特徴的な尻尾もフレキシブルに動かすことができるのだ。また、指にはドラゴンハーレー発射用の穴が空いている。 



▲剛龍神。柄(スタンド)はブレストラー(上部)に収納できる。 

▲劇中バージョンのドラゴンアントラーを装備した状態。 

このドラゴンシーザーは、別売りの「超合金魂 GX-72 大獣神」のジュウマンモス、トリケラトプス、サーベルタイガーとの合体システムを内蔵しており、剛龍神にも組み立てられる。
剛龍神の特徴は、武器のドラゴンアントラーにある。テレビ放送時の玩具では柄の部分が余剰パーツとなっているが、超合金魂にはブレストラー(ドラゴンシーザーの胸のパーツ)に柄を収納するアイディアが盛り込まれた。さらにドラゴンアントラーの先端はドラゴンシーザーの尻尾が変形するタイプと、劇中に登場するドラゴンシーザーのバランスに準拠したタイプの2バージョンが付属。いずれかを選択できる。 



▲尻尾が変形するタイプのドラゴンアントラー。柄の折りたたみ方がわかる。 

▲劇中バージョンのドラゴンアントラーの設計図面(画像右)。左の変形タイプの図面と比較すると、その形状が大きく異なっていることがわかる。 


▲ギミックの基本設計が完成した後、プロポーションを映像のイメージにより近付けるための修正案が書き込まれた図面。等身が若干高くなり、尻尾がかなり長くなっている。 

▲下半身の関節可動の概念図。足首はボールジョイント式。合体を優先しつつ、可動も盛り込まれている。腰には前傾姿勢を取るための可動も内蔵する。 

こちらは超合金魂 ドラゴンシーザーの設計図面だ。ドラゴンアントラーの柄を収納するシステムやスーツに寄せたプロポーション、下半身の関節可動を読み取ることができる。 




超合金魂 ドラゴンシーザーは別売りの「超合金魂 GX-72 大獣神」と組み合わせれば、獣帝大獣神となる。劇中どおり、ドラゴンシーザーの頭部から下が左右に開き、大獣神を覆うように合体するのだ。テレビ放送当時の玩具と同様に、ドラゴンアントラーとブレストラーを腕の横に取り付けることもできる。これで6大守護獣超合神形態が完成!!

守護獣たちの進化は続く……!? 

文・五十嵐浩司(アニメーション研究家)

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